タイの下院総選挙が終わりました。選挙戦を通して急激に支持を伸ばしたカウクライ(遠くに行こうの意、筆者は、「どんどん行こうぜ」と訳しています。以下「前進党」)は、ついに野党第一党の貢献党(プアタイ=タイのため、タクシン派)を逆転して比較第一党に躍進し、それは選挙戦中盤から後半の勢いを見れば、順当な結果といえましたが、NHK、朝日、読売・・・タイに支局を持つ日系メディア大手は、投票日当日まで、タクシン派(タイ貢献党)優勢と伝えていました。

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国政選挙2度目にして比較第一党へ

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貢献党は、280議席が目標だったが141議席に終わり、無敗神話が崩壊、勝って当然と油断があったのか、選挙後の枠組みを心配するあまり(親軍政党との連立を否定せず)急失速した

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連立の枠組みも徐々に固まりつつある(5月20日現在)

選挙の最終結果は、2カ月間判明せず、その後行われる首班指名は、下院500に加え、上院250(ほぼ軍が指名)で選ばれる(過半数は375)

現地駐在員がいるのに軍政下で「検閲」を受けるタイの主要紙や、テレビ局と同じ内容では、高い維持費を使って支局を開設する意味はなく、ちゃんと足を使って取材していれば、「匂い」は感じたはずです(感じたけど、記事にしなかった?)。他から突出した記事で火傷したくない、他社と横並びなら安全だ・・・危険性を排除して安定を求めるなら、そもそもジャーナリストという職業には就くべきでなく、それでも記者になった以上は、他の誰にも書けないような記事を書きたいという野心も少なからずあったと思います。そういったアニマルスピリットは、今の日本では、求められていないのでしょうか。

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投票の前々週に発表された動向調査で、タクシン派の急降下は、はっきりとグラフに出ていたが、なぜか、この報道に

アニマルなら、この人
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気合いだー

今回の政変は、前回の選挙(2019年)で80議席を獲得し、野党第2党となったアナーコッドマイ(新しい未来、新未来党)が憲法裁判所から解党命令を受け、タナトーン党首に政治活動禁止10年が課されたことから始まっています。

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初当選、初登院のこの日が国会に出る最後となり、仲間たちに向かって深々と頭を下げるタナトーン党首
この寂しげな姿が支持者をジーンとさせ、再出発の原動力に

この後すぐプーケットに来たので、
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抜け目のない筆者の奥さんはツーショット成功
ちょっと近くないか、目がウルウルして中学生みたいだぞ(こういうのって、広義の浮気?)

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「タイに民主主義を」

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こちらは、ナンバー2のロームさん、この人も人気あります
当時は、ほとんど注目されず、会場はガラガラだったが、この時蒔いた種が大きく花咲いて、今回3選挙区全勝、南部で唯一の議席獲得となった(前進党、貢献党とも南部で弱い)
前進党は、筆者の地元パトンビーチを重視してくれるので嬉しい

新未来党は、徴兵制反対、不敬罪改正を旗印に前回の選挙直前に結成された新党で、タナトーン党首が1億9000万バーツ(約7億6000万円)の私財を党に提供したのは政党法に違反するという理由で処分が下されました。これを受けて新未来党だけでなく、反軍政派、反王室派は、デモを活発化させ、同時に、各地の中高校では、抗議行動が頻発しました。
 
反政府運動、反権力闘争は、世界的に見て、あるいは歴史的にも、だいたい大学生というのが普通でしたが、今回の前進党躍進は、より低い世代にもかなり浸透していたのが特徴で、子に引きずられて前進党に投票した親は、かなりいたんじゃないでしょうか。

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追放処分を受け、3本指を立てて抗議を表すタナトーン党首

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それが中高生にも広まって(白いリボンに注目)

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朝礼の国歌斉唱後も、この通り
彼女たちは、「悪い生徒」と呼ばれ、白いリボンは没収対象だが、先生も抗議に加担してる人が多かったようで、見て見ぬふりだ

前進党の公約の中でも、徴兵制の緩和は、ほぼすべての国民の利害に関係しているので評判がいいという

3本指は、フランス革命の「自由、平等、友愛」、あるいは、「民主主義、選挙、連帯」を表し、親指で小指を押さえているのは、独裁政治に反対する意味だそうです。

この後、コロナが始まって、感染者が限りなくゼロに近づいても、いっこうに非常事態宣言は解除されず、「デモ潰し」「抗議行動封じ」と噂される中で起きたのが、民主活動家で反王室サイトを運営するワンチャラーム・サタシットさんのカンボジアでの(不敬罪での訴追を逃れて国外脱出)誘拐事件でした。


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お姉さんとの通話中に「息ができない」という言葉を残して消息不明

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防犯カメラには、黒い車が立ち去る映像が

ワンチャラームさんの消息は、この日以降まったくつかめず、ちょうど米国で黒人男性が警官に暴行され死亡する事件が起こった後で、社会が暴力に対して敏感になっている時期でしたから、瞬く間に火は燃え広がり、反軍ムードが一気に爆発して再び大規模なデモが頻発するようになりました。いまだ真相はやぶの中で、ワンチャラームさんの生死は不明です。

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デモ会場は、当局の妨害に逢うため、ダミー会場の情報を拡散する等の陽動作戦がとられるという

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催涙剤入りの放水からアヒルで身を守るのは、非暴力をアピールする意味もあるという
日本の左翼にも、これくらい知恵があったら・・・


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ハム太郎も参戦

このとき取り締まりに使われたのが不敬罪でした。デモを先導したとして、複数の活動家が摘発され、有罪判決を受けますが、中には14歳の少女もいて、反軍、反王室派にとって、軍政打倒を改めて誓った中で始まったのが今回の選挙でした。ですから前進党にとって不敬罪の改正は、絶対に下すことのできない看板なのです。

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その少女は、5月18日、晴れて出所
「112法(不敬罪)を廃止しろ」Tシャツを身にまとっている

前進党の勝利には、3つの流れがあり、
①タクシン派VS反タクシン派の隙間を埋めた
②いつまでも終わらないプラユット政権と、民主主義、言論の自由への圧力に対する不満
③王室や軍幹部の持つ特権に対する不満と50年来の遺恨

これらがSNSの普及によって、ごった煮になり熟成した(?)のが前進党の原動力となっています。

貧困層向けの政策で支持を拡大したタクシン氏でしたが、自身は巨額脱税疑惑があるなど、富裕層や
中間層から大きな批判を受けて、北(タクシン派が強い)対南(反タクシン派が強い)の地域対立も生み出すことになりました。前進党のイメージカラーである橙色(オレンジ)は、黄(保守・王室支持派)と赤(タクシン派)の中間を意味するといわれています。

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筆者は、コロナが始まるまでは、心情的民主党派で、ゴリゴリの反タクシン派(数年前まで南部で圧倒的多数派)でした。プラユット政権の長期化と、民主党の裏切り(軍政に加担)でガラガラポンになったため、前進党に流れてきた渡り鳥で、北っぽいが、前進党なら許せるという南部タイ人は、けっこう多いんじゃないでしょうか。そういう意味では、プラユット政権は、自身の不人気によって南北対立を終わらせた「功績」があると思います。

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2004年のインド洋大津波で、海外からの援助をすべて断ったタクシン氏は、自らの復興対策を自画自賛し、1バーツも援助をもらえなかった筆者(被災した)は、それを機にゴリゴリの反タクシン派へ。100パーセント私憤だが、政治で一番強いのは私憤?

タイの反政府運動を語る場合、50年前(1973年10月14日)のシップシートゥラー(10・14 血の日曜日事件 40万人がデモに参加 77人死亡)、その3年後のホックトゥラー(10・6 血の水曜日事件 1976年10月6日 46人死亡)まで遡る必要があり、この時、学生たちに対して軍や警察だけでなく、親軍、親王室の人たちの暴力も凄まじかったようで、そこで生まれた遺恨も根深く残っているようです。

ちなみに、これら大事件の伏線には、日本も関係しており、沢村忠さんで有名なキックボクシングの野口ジムが襲撃されたのもこの頃(1972年10月)で、以降に起こった流血事件、未解決事件、重大な疑惑なども含めて、それらが生み出した怨念の欠片は、あちらこちらに転がっているんじゃないでしょうか。

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反政府運動の発火点を作った野口会長。左は沢村忠さん
野口ジム襲撃事件と日本製品不買運動は連動しており、当時の反日デモは、「反日無罪」を隠れ蓑にした反政府運動で、タイで行われた初めての学生運動といわれています

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シップシートゥラーの犠牲者

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ホックトゥラーで、タマサート大に乱入した親軍派に殺され、遺体を凌辱される学生

43年後、これがラップになって、
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https://www.youtube.com/watch?v=VZvzvLiGUtw
1億再生突破
このラッパーも前進党支持

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タマサート大学に残された赤いリフト(の扉)。血痕を消すために赤く塗られたという

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でも、いくらなんでも、これをホラーにするなよ、タイ人
しかも、駄作という

1992年の暗黒の5月事件までは、たとえ反政府、反軍であっても、反国王ではない「基本」があり、大きなもめ事が起こっても、最後は国王が出てきてシャンシャンとなるのがタイの伝統でした。

しかし、2006年から始まったタクシン派と反タクシン派の争いでは、プーミーポン国王は、高齢だったこともあって傍観し、ネットの普及や、暗黒の土曜日事件(2010年4月10日、軍によるタクシン派のデモ弾圧 100人以上死亡という説あり)、プーミーポン国王の死去等によって、軍政と王室に対する批判は、どんどん高まっていき、今では公然と王室を批判する人も珍しくなくなりました。


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公然と王室を批判するアノン弁護士


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王室批判本を書いて追放されたパヴィン京大准教授は、
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日本で襲撃された

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BBCのアンドリュー記者は、王室の不祥事を記事にして国外追放
筆者も危ないが、追放されれば、BBCと同格になる?

今でも多くのタイ人にとって、王室は必要なもので、反軍政の多数派も、国王には、政治から距離を置いて、もっと愛される存在になってほしいと願う程度だと思われます。前進党のピター・リムチャルーンラット党首は、「我々は、ロム・チャーウ(王室打倒派)ではない」と前置きして、看板政策の不敬罪については、廃止ではなく改正=最高15年の懲役をもっと少なくすべきと主張しています。

コロコロ変わるタイ国民
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2006年頃は、国を挙げてプーミーポン国王の即位60周年を祝っており、あの頃は、国中真っ黄色で(黄色は国王の色とされる)、黄シャツ以外の服は、ほとんど売ってなかった。筆者ももちろん着用(日本人のマスクと同じ?)

軍や王室にまつわる数々の「不都合な事実」や、真偽不明の噂が、前進党の躍進につながっているわけですが、それをさらに補強するのが、ワチラロンコン国王の不人気です。1993年、タイに移り住んですぐに気づいたのは、タイ人、特に田舎のタイ人にとって、王室は、神聖不可侵で、誰と話をしても、「王様(プーミーポン前国王)は偉い」と言っているのに、皇太子(現国王)については否定的な話がほとんどで、筆者は、在タイ歴30年にして、現国王を称賛する人に、いまだかつて一人も会ったことがありません。その圧倒的不人気ぶりは、反王室派の人にとって、打ち破るべき壁は、いまや極めて薄くなったと感じているんじゃないでしょうか。

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2019年5月に行われた戴冠式
この後、反王室運動が激化

また、タイで生活していれば、王室や軍の特権に触れる機会もけっこうあり、突然の大渋滞(王家や、軍幹部に道を空けるための通行止めで、場合によっては30分以上まったく動かない)、電車の運休(高架線の下を国王の車が走る)、空港封鎖(国王が帰国する)、試合途中で突然試合が止まる(軍幹部が会場入り)など、王家や軍の幹部が毎日移動するたびに、反王室・反軍感情は、増幅していくようにも感じられます。教科書から削除された「不都合な真実」も、グーグル翻訳などを使ってネットで簡単に読めますから、隠すことで、むしろ拡散を助長しているのではないでしょうか。

タイでお馴染みの光景
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警察が道路をこじ開け、ガラーンとさせ

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通り過ぎるまで、じっと待機し、解放されても大渋滞

王室、軍ともに、なぜ、そんなにカネを使うのか、というマリーアントワネット的な批判もあり、タイ海軍は、
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中国、インドと並ぶアジアの空母保有国(艦載機ゼロ、ヘリのみ)だ

前進党の躍進は、最初はフェイスブック、ここ1~2年は、tik tokによるところが大きく、集会への参加や、各種イベント、タナトーンさんやピタ党首の動向だけでなく、看板修理というのもあって、嫌がらせで壊されることの多い前進党のポスター看板を補修する様子が人気動画になっています。

選挙運動を「遊び」に連動させるところがミソで、そういう意味では、選挙前にソンクラーン(水かけ祭り 4月13日 タイの正月にあたる)があったため、お祭り気分のまま選挙が戦えたのも大きかったんじゃないでしょうか。


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やられたら、直せ
これが連帯感を生み出すようで、「政治はショーだ」を実証
https://www.tiktok.com/@rinrisx_zx/video/7225589310194535685?_r=1&_t=8cRlt6bhBII

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岸田さんの始球式を超える異次元音痴の前進党
https://www.tiktok.com/@t_consciousness/video/7234004374744321286?_r=1&_t=8cRlb2wMviM
主要テレビや新聞からほとんど無視された前進党は、ローカルなネット新聞では、かなり贔屓されており、当地の「プーケット・タイムス」は、一応、他党も紹介していましたが、誰が見ても前進党寄りの編集でした。身近な媒体で草の根的に応援されたことが、やはり大きかったと思います。

「プーケット・タイムス」の影響力は絶大で、筆者の娘がバイクを盗まれたときは、警察に行っても埒が明かず、懇意の記者にお願いして防犯カメラ映像を拡散してもらったところ、1時間経たずに通報が入り犯人が特定されました。

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いっぽう軍政下で、ずっと圧力を受けてきたタイの主要テレビも、ついに本音を表し、もう遠慮しないぜ、というスタンスに変わってきました(いつまで続くかは「?」ですが、一瞬でも輝いてくれれば、感謝します)。これをチャンスに、一気に言論の自由を取り戻す気のようで、安全運転をモットーとする日本メディアでは、絶対にあり得ないリスクテイクぶりです。

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軍が指名した250人の上院議員について、品定めが始まった
勝算があるのか、前進党、各局の論調ともに、けっこう強気だ

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前進党は、キャスティングボードを握ると思われた大麻党(タイ誇り党 大麻を積極推奨 70議席)を頼らず、首班指名を勝ち取る気のようだ(大麻柄のシャツに注目!)

ちなみに筆者の家の真向いにも大麻専門店ができた

マスコミ各社に軍への遠慮は感じられず、おそらくピタ政権が誕生することになると思いますが、筆者は、左翼史研究家として、日本の左翼運動がなぜものにならなかったかを振りかえり、今後の問題点を指摘しておきたいと思います。
抗議行動が暴力に発展して世論と乖離
引き際の見誤り
の2点に尽きると思います。

①については、前進党の指導部も警戒しており、不必要な摩擦は避けて、取り締まりを受けそうな事態は避けているようで、いまのところ抑止は効いていますが、問題は②で、東大安田講堂事件や香港の民主化運動、シップシートゥラーを見ても、話し合いで合意しているのに、それを認めず、ハードルを上げる強硬派に引きずられ、流血に発展しましたから、それをいかに抑えるかが指導者の使命だと思います。ただし、憲法裁判所が再び解散命令を出すようなら、暴発は不可避ではないでしょうか(今年は、シップシートゥラーの50周年)。

それと、フランス革命やロシア・中国の共産革命がそうだったように、弾圧を受けていた側が権力を握ると「報復」に走り、場合によっては恐怖政治に発展しますから、こちらも注意が必要です。おそらく親王室側から見れば、前進党や反王室派は、ロベスピエールのように見えていると思われ、現時点ですでに反王室派による親王室派への「報復攻撃」は始まっています。「応援団」の暴走を止められないようでは、長期政権は難しく、新たな遺恨を生まないことが重要だと思います。


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ジャコバン派のロベスピエールは、意見の異なる者を次々に断頭台へ

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KーPOPデビューしたルークナンさんは、親軍側のデモに母と一緒に参加した過去が問題視され、反政府派から集中砲火を浴びて引退した

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連立政権入りが決まっていたコーン議員(元民主党)は、プラユット氏の首班指名を明言した過去が問題となり・・・
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連立断念
こちらも「応援団」の暴走で、もっとウイングを広げてより大きな集団を形成しないと、既存の権力から反撃を食らうだろう

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反王制派は、親王制派をサリム(タイのお菓子)と呼び忌み嫌っている。王家がそれぞれイメージカラーを持っていることに由来

かと思えば、通販サイト大手のラサダ(タイにはアマゾンはない)は、反王室派を取り込むつもりなのか、不敬広告を発表
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完全アウトと思われたが、なぜか不起訴に

赦すことを知らず相手を潰すまで徹底的に攻撃を加えるようでは、ワイドショー恐怖政治」が蔓延る日本と同じで、タイがそんな国にならないことを願うばかりですが、幸いにも、タイには、ブワッという有難い制度があり、憎むべき相手でも、頭を丸めて寺に入り、戻ってくれば、すべて水に流す仕来たりになっていますから、今こそ、その精神を思い出してほしいものです。

さて、新政権がどうなるかとは別に、筆者が注目しているのは、評論家(?)のチューウィット元議員の動向です。この人が「タクシン派は、軍と連立する気だ」と発言し、貢献党のぺートンタン氏(タクシン氏の次女)が「可能性は排除しない」と答えたことから流れが変わりましたから、前進党躍進の陰の功労者ともいえますが、そのギャング然とした風貌もあって、連日ニュースを賑せています。


選挙戦を通して大麻党(タイ誇り党)を攻撃したチューウィットさんは、
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この日は、集会場に隣接する高速道路上から嫌がらせ演説

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反大麻の政策協定で前進党支持を表明

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悪党から政治を取り戻せ看板の上でタコ踊り?

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この日は、ジョギングのデモンストレーション

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途中で大麻党のポスターを見つけ、嫌がらせ

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愛人かと思ったら、すごい美人の娘がいた

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候補者でもないのに、常にポスター看板を携行し

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天敵の元警察官で事件アナリストのサンタナさんが前進党のロームさんを表敬訪問するという話を聞きつけて乱入し、「お前は貢献党支持だったはずだ。いい加減な奴め」と挑発(世紀末マネージャー若松を意識?)

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そのしつっこさに、ついにキレたサンタナ氏

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乱闘寸前に

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目の前で大ゲンカが始まり、明らかに困っているロームさん(前進党ナンバー2)

https://www.youtube.com/watch?v=eV9DmDcWPAY
チューウィットさんは、サンタナさんを、6か月前まで「ピー(あにき)」と呼んでいたが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=ysSU8VE6VHk
5か月前には、「アイ・サン(サンの野郎)」となって、
https://www.youtube.com/watch?v=V1Ug98eiTVM
2か月前は、「アイ・ファーイ(水牛野郎)」「アイ・ヒーア(大トカゲ野郎?どちらも罵倒する際の常套句)」を連発し、ボクシングのグローブ持参で、「勝負しろー」
https://www.youtube.com/watch?v=kUC8XPwWBGE
https://www.youtube.com/watch?v=Sp1H7gfFG3U
そして、この日は、「アイ・サンファン(斧の背野郎?サンタナのサンにかけている。切れない=使い物にならない奴の意)」
エスカレートするのをテレビ局も期待しているようだ


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前進党も、チューウィットさんも、筆者は、モーレツに感動しているぞ

これからも、タイ人魂を見せてくれー!