段階的に規制が緩和されつつあるタイで、5月24日、理髪店を訪れたおじいさんが新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
5月以降、タイ国内の新たな感染者数は、ゼロか、限りなくゼロに近い数字が続いていましたから(外国帰りのタイ人感染者は毎日数名出ます)、こんなネタでも大きなニュースになってしまったようです。報道では、店名こそ伏せられていましたが、映像は繰り返し流れており、地元の人なら丸わかりで、お店にとっては、再起不能に近い大打撃だったと思います。
そして、こういう話を聞けば、大勢の来店客を相手に商売をやっている経営者は、恐ろしくて営業再開などできないでしょう。テレビに出た時点で、本当にそこで感染したかどうかは問題とされず、「危ないお店」のイメージが浸透して、たとえそれを払拭できたとしても(できない?)、相当長い時間を必要とすると思います。きっとオーナーは、死にたくなるような気分だったんじゃないでしょうか。
昔は家からライ病(ハンセン病)患者が出ると、家族ともども大変な差別を受けたといいますが、新型コロナでも似たような状況になりつつあるようで、今後も再開に踏み切るお店は、祈るような日々が続くものと思われます。
一方、営業終了かと思われた近所のファミリーマートは、別のオーナーで再出発することになったようで、しかも、よほど売り上げが悪いのか、店員さんが近所を御用聞きに回ってオーダーを取り、後で配達する「三河屋さん方式」の営業を行っています。
こうなってくると、もはやコンビニとはいい難く、どの業種も生き残るためには、自ら事業形態を壊していくしか方法はないようです。
日本では、遊園地協会が感染防止のために実施すべきガイドラインを発表し、
・ジェットコースターなど乗り物は、大声で叫ばない
・お化け屋敷のお化けは、来場者に近づかない、悲鳴を上げさせない
・ミッキーなどの被り物は、子供に触らない、触らせない
・ヒーローショーは、子供に声援を送らせない、場を盛り上げない
という恐るべき内容で、だったらやるなよと言いたくなりますが、こんな話を大の大人がクソ真面目に話しているのかと思うと、「大丈夫か?」と心配になります。
今後プロスポーツやコンサート、お笑いライブ、寄席などでも、観客を入れる場合は、極力盛り上げないよう、ウケないよう、指導されることになるのでしょうか。少し騒がしくなってくると、選手や演者が試合や演目の途中で動きを止め、来場者に向かって、人差し指を口に当てながら、「シーっ、みなさーん・・・、冷静にー、レ・イ・セ・イに・・・」と、声を出さずに口パクするのが常態化していくものと思われます(ホントか?)。
そして、つい盛り上がってしまうと、憲兵隊(?)が自粛警察を引き連れてズカズカと舞台に上がり、「はい、それまでだー、中止-っ、みんな動くなー」ということになるんじゃないでしょうか(まさか・・・、でも、あり得るぞー)。
昨年行われたラグビーワールドカップでは、日本人選手と外国人選手が同じチームで力を合わせて戦い、それを見ている人が心を一つに応援してと、ある意味、グローバル化が最終段階に差し掛かっていることを示すような出来事でしたが、今思えば、あの大会は、一つの時代の終わりを象徴していたのかもしれません。
今、プーケットで暮らす在留邦人にとって、営業できない等の経済的な事情以外に、最も頭を悩ませているのが、いったん帰国したら、いつ戻ってこれるか判らないという問題です。非常事態宣言は解除されず、タイへの飛行禁止(=事実上の外国人入国禁止、タイから外国への飛行は可)、プーケット空港封鎖が続く中で帰国すれば、タイへの再入国は、ほとんど見通しが立ちません。しかも、タイだけでなく、外国で暮らしている、あるいは、外国人と結婚した人なら、世界全体みな同じ境遇かと思われます。
ちなみに我が家では、
・長女はプーケットにいて、ドイツで暮らす夫や息子と離れ離れの状態で、
・次女は、4月初旬にハジャイに行ったきり、いつ戻ってこれるやら、
・三女は、4月上旬、筆者の代わりに母の身の回りの世話をするため東京へ・・・、
筆者夫婦は、一緒に暮らしていますが、帰国すれば当分会えない可能性は高く、戻ってこれなければ自動的に、お店の再開もできないと思います。10年前なら1~2年放っておいても心配いらなかった母も、既に80代後半で、とても一人で何週間も置いておくわけにはいきません。
離れ離れになった夫婦や恋人たちには、
リモートセックスが奨励されるだろう
「あ、そこ・・・」「どこ?」
「・・・そこじゃない」「だから、どこよ」
「きもちいい?」「ぜんぜん」
って感じ?
あるいは・・・
タピオカを口に入れて、ヴァーチャル・キスというのはどうでしょう
チョコ味なんかも、いけるんとちゃう?
希望的な話をすれば、6月末でタイの非常事態宣言は一旦解除され、外国人の入国規制は、一部緩和される・・・ですが、観光産業に従事している人ならともかく、一般的なタイ人は、早急な外国人の受け入れには反対の人が多いのではないでしょうか。
もたもたしているうちに、秋から冬と予想される第二波が来てしまえば、そんな話は消し飛んで、来年まで入国規制が大幅延長される公算はかなり高いと筆者はみています。場合によっては、3年くらい生き別れになることも十分あり得ると考えています(3年なら御の字かも?)。
出入国以前に、タイでは今のところ県を跨いで移動することも容易ではありません。当店スタッフが先月帰省した際にも、ひと悶着ありました。外国人の多いプーケット帰りだと特に警戒されるようで、14日間、小学校の敷地に入れられ、夫婦別々の教室で隔離すると言われたそうです。慌てて知人であるプーヤーイ・バーン(村長さん)に電話して県境まで来てもらい(車でビュンビュン走って1時間はかかる)、事情を説明して、なんとか村での自主隔離に変えてもらえました。
日本では、ここまでやりませんが、物理的に移動できるかどうかとは別に、心の問題・・・、つまり、しばらく会っていない人と会おうとした際、こちらが外国帰りや、他県から来ている場合は、相手が会う気になるかどうか・・・、おそらく筆者が帰国しても、よほど親しい人でなけでば、少なくとも2、3年は誰も会ってくれないんじゃないかと今から覚悟はしています。ある種の差別と言ってもいいかもしれませんし、無理にコンタクトを取ろうとしても、白々とした雰囲気が伝われば、こちらもいい気はしませんから、交友関係にひびが入らないよう「空気」を読まねばならないでしょう。
見知らぬ土地に行き、いろんな人と巡り合って、珍しい経験がしたい・・・そういうノリで旅を始め、その延長線上に今の暮らしがあり、結婚して当地に定着するようになった後も、旅の途中のような気分が抜けきれませんでしたが、いよいよ年貢の納め時が来たのかもしれません。ワクチンの開発など、いつになるか分かりませんし、それまで、ずっと「こんな調子」なら、生きている意味すら分からなくなってしまいます。
ただ、もしも、短時間で正確に判定できる検査キットが開発されれば、ずいぶん状況は変わってくるのかもしれません。空港での検査が容易になれば、少なくとも入国規制は大幅に緩和されるはずですし、家族がチリジリ、バラバラで暮らす状況はなくなると思います。日本がワクチン開発で米中に勝利する可能性はかなり低いと思われる反面、検査キットの開発なら今の国力でも十分可能で、ワクチン開発と比較しても、むしろこちらの方が有望なように感じます。日本が久々に輝く瞬間が訪れるかもしれません。
しかし、現状では、ワクチンも、信頼のおける検査キットもありません。状況からみて、タイでも、日本でも、外国人への入国制限は、そんなに簡単には解除されないでしょう。それでも帰国すべきかどうか、決断の時は迫っています。
気分が塞ぎがちな人は、ぜひ、この動画を見てください。日本中がくそ真面目になっている中で、国宝級の不真面目さです。
5月以降、タイ国内の新たな感染者数は、ゼロか、限りなくゼロに近い数字が続いていましたから(外国帰りのタイ人感染者は毎日数名出ます)、こんなネタでも大きなニュースになってしまったようです。報道では、店名こそ伏せられていましたが、映像は繰り返し流れており、地元の人なら丸わかりで、お店にとっては、再起不能に近い大打撃だったと思います。
そして、こういう話を聞けば、大勢の来店客を相手に商売をやっている経営者は、恐ろしくて営業再開などできないでしょう。テレビに出た時点で、本当にそこで感染したかどうかは問題とされず、「危ないお店」のイメージが浸透して、たとえそれを払拭できたとしても(できない?)、相当長い時間を必要とすると思います。きっとオーナーは、死にたくなるような気分だったんじゃないでしょうか。
昔は家からライ病(ハンセン病)患者が出ると、家族ともども大変な差別を受けたといいますが、新型コロナでも似たような状況になりつつあるようで、今後も再開に踏み切るお店は、祈るような日々が続くものと思われます。
こうなってくると、もはやコンビニとはいい難く、どの業種も生き残るためには、自ら事業形態を壊していくしか方法はないようです。
日本では、遊園地協会が感染防止のために実施すべきガイドラインを発表し、
・ジェットコースターなど乗り物は、大声で叫ばない
・お化け屋敷のお化けは、来場者に近づかない、悲鳴を上げさせない
・ミッキーなどの被り物は、子供に触らない、触らせない
・ヒーローショーは、子供に声援を送らせない、場を盛り上げない
という恐るべき内容で、だったらやるなよと言いたくなりますが、こんな話を大の大人がクソ真面目に話しているのかと思うと、「大丈夫か?」と心配になります。
今後プロスポーツやコンサート、お笑いライブ、寄席などでも、観客を入れる場合は、極力盛り上げないよう、ウケないよう、指導されることになるのでしょうか。少し騒がしくなってくると、選手や演者が試合や演目の途中で動きを止め、来場者に向かって、人差し指を口に当てながら、「シーっ、みなさーん・・・、冷静にー、レ・イ・セ・イに・・・」と、声を出さずに口パクするのが常態化していくものと思われます(ホントか?)。
そして、つい盛り上がってしまうと、憲兵隊(?)が自粛警察を引き連れてズカズカと舞台に上がり、「はい、それまでだー、中止-っ、みんな動くなー」ということになるんじゃないでしょうか(まさか・・・、でも、あり得るぞー)。
昨年行われたラグビーワールドカップでは、日本人選手と外国人選手が同じチームで力を合わせて戦い、それを見ている人が心を一つに応援してと、ある意味、グローバル化が最終段階に差し掛かっていることを示すような出来事でしたが、今思えば、あの大会は、一つの時代の終わりを象徴していたのかもしれません。
今、プーケットで暮らす在留邦人にとって、営業できない等の経済的な事情以外に、最も頭を悩ませているのが、いったん帰国したら、いつ戻ってこれるか判らないという問題です。非常事態宣言は解除されず、タイへの飛行禁止(=事実上の外国人入国禁止、タイから外国への飛行は可)、プーケット空港封鎖が続く中で帰国すれば、タイへの再入国は、ほとんど見通しが立ちません。しかも、タイだけでなく、外国で暮らしている、あるいは、外国人と結婚した人なら、世界全体みな同じ境遇かと思われます。
ちなみに我が家では、
・長女はプーケットにいて、ドイツで暮らす夫や息子と離れ離れの状態で、
・次女は、4月初旬にハジャイに行ったきり、いつ戻ってこれるやら、
・三女は、4月上旬、筆者の代わりに母の身の回りの世話をするため東京へ・・・、
筆者夫婦は、一緒に暮らしていますが、帰国すれば当分会えない可能性は高く、戻ってこれなければ自動的に、お店の再開もできないと思います。10年前なら1~2年放っておいても心配いらなかった母も、既に80代後半で、とても一人で何週間も置いておくわけにはいきません。
離れ離れになった夫婦や恋人たちには、
リモートセックスが奨励されるだろう
「あ、そこ・・・」「どこ?」
「・・・そこじゃない」「だから、どこよ」
「きもちいい?」「ぜんぜん」
って感じ?
あるいは・・・
タピオカを口に入れて、ヴァーチャル・キスというのはどうでしょう
チョコ味なんかも、いけるんとちゃう?
もたもたしているうちに、秋から冬と予想される第二波が来てしまえば、そんな話は消し飛んで、来年まで入国規制が大幅延長される公算はかなり高いと筆者はみています。場合によっては、3年くらい生き別れになることも十分あり得ると考えています(3年なら御の字かも?)。
出入国以前に、タイでは今のところ県を跨いで移動することも容易ではありません。当店スタッフが先月帰省した際にも、ひと悶着ありました。外国人の多いプーケット帰りだと特に警戒されるようで、14日間、小学校の敷地に入れられ、夫婦別々の教室で隔離すると言われたそうです。慌てて知人であるプーヤーイ・バーン(村長さん)に電話して県境まで来てもらい(車でビュンビュン走って1時間はかかる)、事情を説明して、なんとか村での自主隔離に変えてもらえました。
日本では、ここまでやりませんが、物理的に移動できるかどうかとは別に、心の問題・・・、つまり、しばらく会っていない人と会おうとした際、こちらが外国帰りや、他県から来ている場合は、相手が会う気になるかどうか・・・、おそらく筆者が帰国しても、よほど親しい人でなけでば、少なくとも2、3年は誰も会ってくれないんじゃないかと今から覚悟はしています。ある種の差別と言ってもいいかもしれませんし、無理にコンタクトを取ろうとしても、白々とした雰囲気が伝われば、こちらもいい気はしませんから、交友関係にひびが入らないよう「空気」を読まねばならないでしょう。
見知らぬ土地に行き、いろんな人と巡り合って、珍しい経験がしたい・・・そういうノリで旅を始め、その延長線上に今の暮らしがあり、結婚して当地に定着するようになった後も、旅の途中のような気分が抜けきれませんでしたが、いよいよ年貢の納め時が来たのかもしれません。ワクチンの開発など、いつになるか分かりませんし、それまで、ずっと「こんな調子」なら、生きている意味すら分からなくなってしまいます。
ただ、もしも、短時間で正確に判定できる検査キットが開発されれば、ずいぶん状況は変わってくるのかもしれません。空港での検査が容易になれば、少なくとも入国規制は大幅に緩和されるはずですし、家族がチリジリ、バラバラで暮らす状況はなくなると思います。日本がワクチン開発で米中に勝利する可能性はかなり低いと思われる反面、検査キットの開発なら今の国力でも十分可能で、ワクチン開発と比較しても、むしろこちらの方が有望なように感じます。日本が久々に輝く瞬間が訪れるかもしれません。
しかし、現状では、ワクチンも、信頼のおける検査キットもありません。状況からみて、タイでも、日本でも、外国人への入国制限は、そんなに簡単には解除されないでしょう。それでも帰国すべきかどうか、決断の時は迫っています。
気分が塞ぎがちな人は、ぜひ、この動画を見てください。日本中がくそ真面目になっている中で、国宝級の不真面目さです。
自宅の庭や、その辺の公園で、未確認生物を次々と捕獲
チーム高橋を、みんなで応援しようー
世界を「正気」に戻すのは、この「情熱」だ(断言)
https://www.youtube.com/watch?v=AitGvoIMjKs
https://www.youtube.com/watch?v=mlx3leM_sYU
チーム高橋を、みんなで応援しようー
世界を「正気」に戻すのは、この「情熱」だ(断言)
https://www.youtube.com/watch?v=AitGvoIMjKs
https://www.youtube.com/watch?v=mlx3leM_sYU